2014年12月09日 20:44
オーシャンズ11という映画をご存じだろうか?(写真は12)
2001年に公開されたアメリカ映画で、ダニーオーシャンと彼が率いる10人の仲間が繰り広げる痛快アクション映画である。
そしてハリウッドを代表する豪華な俳優が何名も登場することでも有名な大ヒット作だ。
当時まだ20代前半だった私も、この映画を観ながらジョージ・クルーニーの渋さやジュリア・ロバーツの美貌に酔いしれたものである。
あれから13年、、、
某県某所にあるオーシャンズパーク(仮名)にソロキャンパー11人が集結した。
いつからか我々は、住む場所も育った環境もバラバラなこの集団を、、、
オーシャンズと呼んでいた。
ちなみにこのポーズは冒頭にあるオーシャンズ11イラストを真似したものであって、ラーメン屋の開店待ち行列ではありません。
そんな訳で、すべてが謎に包まれているオーシャンズキャンプの模様を、チラッとだけダイジェストでお届けしよう。
※この先登場する人物設定は一部を除き、すべてが映画オーシャンズ11的要素を加えたフィクションです。
今回のレポはkamomeブログ史上、過去最高レベルに異様で独特な世界観になっておりますので、こういったノリについてこれる方のみ続きをクリックしてください。
<オーシャンズメンバー紹介>
1人目 ブラッド・ピッド(仮名)
交友関係が広く、経験豊富な巧みな話術でキャンプ仲間をスカウトし、イカサマ人生を教えている。
相手の要求が気に入らない時は黙り込み、自分の要求へと誘導する術を持つ。
常にケラケラ笑っている。
2人目 マット・デイモン(仮名)
黄金の指を持つと言われている。
平凡でつまらない生活をしていたが、このキャンプで父を超えられるという言葉で参加を決める。
メンバーの中では比較的若く経験が少ないため、キャンプでは地味な役回りばかり任せられることに苛立ち、灯油で仲間を何度か危機に陥れる。
3人目 エリオット・グールド(仮名)
キャンプに精を出す資産家。
SPプラチナカードを保有する一人で、スノーピークはキャンプ駆け出しの頃からの愛用メーカである。
アベノミクスに個人的な恨みを持ちながらも、景気上昇への金銭面を自らの散財によってサポートする。
4人目 ドン・チードル(仮名)
自らの身体から採取した数々の生物兵器を用いて悪行を繰り返す通称『人間火薬庫』。
生物兵器で一般市民を苦しめているが、いつか捕まり法の裁きを受けることになるだろう。
5人目 シャオボー・チン(仮名)
中国によく行く人間魚雷。
非常に大柄だが、俊敏な運動神経と柔軟な体を持つ。
英語も理解できるが、基本的に中国語しか話さない。
映画のキャラ設定的にはザコキャラである。
6人目 カール・ライナー(仮名)
天才的な詐欺師。
現在は高血糖高血圧のため空気のキレイな所で平穏な生活を送る。
のんきでおっとりとした性格だが、キャンプの為に物欲商人『ライマン・ゼルガ』に化けた時は妻を恐縮させる男へとがらりと豹変する。
当初は乗り気ではなかったが、オーシャンズキャンプのスケールの大きさに昔の血が騒ぎ参加を決意した。
7人目 ケイシー・アフレック(仮名)
スコットとはファミキャンのキッカケにもなったほどの関係。
今回家族は一緒にいないが、キャンプは基本的に子供と一緒。
ラジコンなどの操作にも長け、息子の為に潜入やコスプレも行う。
8人目 スコット・カーン(仮名)
ケイシーとはファミキャンのキッカケを与えるほどの関係。
妻との仲は良くはないが何故かいつも一緒にいて、キャンプは基本的に家族で一緒。
主にドライバーを務めるが、ソロの時は襲撃やコスプレも行う。
9人目 エディ・ジェイミソン(仮名)
テント・ギアの愛好家。
キャンプに参加する前は、公園のベンチに座ってテトリスをしていた。
いつもどことなく挙動不審でオドオドしている。
10人目 ジュリア・ロバーツ
からの、、、
林下清志(仮名)
俺はこうだ 俺はこうだよ 俺はこういう人間だ 俺はこういう人間
これ以上のものもないし これ以下でもない 俺はこういう人間という持論をもつ恐るべきキャンパー。
オーシャンズ随一の豊富なキャンプギア知識を有する。
そしてラスト11人目はもちろん、、、
11人目 ジョージ・クルーニー(仮名)
その腕前から夢の中では有名なキャンパーとして名をはせており…
…え?
あ! 本人がいなかった!
11人目 ジョージ・クルーニー(仮名)
その腕前から夢の中では有名なキャンパーとして名をはせており、さまざまな人脈のコネクションを広く持った気でいる。
キャンプを始めるまではニュージャージー州の刑務所に入っており、その際に妻とは離婚している。
口癖は「俺は売れ残りのブリキ玩具じゃねぇ!」
以上、合計11名、、、
そんな俺達!
オーシャンズ!!
今日はオーシャンズの訓練キャンプ。
キャンプにおけるあらゆる状況を克服するために集まった。
そう、今日は訓練の日なんだ。
今日は妻もいなければ子供もいない。
子供が危ないことをしないか、行動を気にする必要もなければ、妻の顔色を伺う必要もない。
ここは男だけの世界、、、
俺達だけのSexy Zone。
だから普段言えないチン〇の悩みもここでは解禁。
全員が親身になって相談に乗るぜ。
身体を暖める為の薪を自分で割るのも訓練のうち。
考えられる局面を事前に想定し、明るいうちにやるべき任務を協力して遂行しておくのは大事なことさ。
そんな俺達!
オーシャンズ!!
ただいくらオーシャンズだって腹くらい減る。
資産家のエリオット(仮名)が、極上の肉をたらふく用意してくれたよ。
ここでは各自が料理を持ち寄ってという、宴の準備なんてものは存在しない。
焼けた肉からそのまま素手で回し食いさ。
オーシャンズには料理技術に長けた仲間が多いんだ。
できた料理は熱いうちにその場で喰らうのが礼儀ってモンさ。
出てきた料理は全員で一口づつ回し食う。
マット(仮名)がセブンで買ったしたらば1本だって全員で回し食いさ。
ただ離れていてもやっぱり妻の優しさは感じるもんだ。
ブラッド(仮名)の妻がビーフシチューを用意してくれたんだ。
肉がトロトロでな、こんなに肉の優しさを感じるシチューは初めてだったよ。
ブラッド(仮名)はオーシャンズ全員に、妻が作ったビーフシチューを配っていた。
チン(仮名)の奴はずっと、魚介らーめんの空カップをシェラ代わりに使ってたっけな(笑)
そんな中、ドン(仮名)が寿司を握り始めてたのには驚いた。
これには仲間からも歓声が起こっていたな。
ただもっと驚いたことがあったんだ。
ドン(仮名)の奴、、、酢を持って来てなかったんだ。
さらにわさびもなければ醤油すら持ってきていなかった。
まさかドン(仮名)は、白米に生魚を乗せたら寿司になるとでも思っていたってのか?
さらに握っている途中に鼻水を手で拭いて、仲間からリアルに突っ込まれてたな(笑)
こいつを見てくれ、米に芝生が入ってるんだ。
芝生が若干歯に詰まるのも訓練のうちさ。
その後はオーシャンズ全員でトッピング。
新鮮なネタがたっぷり入ったゴージャスな寿司の完成だ。
味?
もちろん格別に美味かったよ。
この桶には寿司と一緒にオーシャンズの友情も詰まっていたからな。
仲間のミスは仲間が補う。
そんな俺達!
オーシャンズ!!
そのうち雨が降り出してきたんだ。
そこまでは余裕だったんだがな。
次第にまさかの雪になりやがった。
雨ならともかく、雪なんて聞いてないと俺達オーシャンズは一気にパニックになっちまった(笑)
これには反省してるんだ。
だって下手に騒ぐとオーシャンズは実は繊細な奴らの集まりって疑惑が生まれかねないからな。
そんな中でも俺達の訓練に終わりはない。
ジュリア(仮名)とブラッド(仮名)の意向で、こんな寒空の中でも訓練施設へと足を運ぶ。
さぁ、到着だ。
この雨で濡れたローラー滑り台をヘッドライトなしで滑る訓練だ。
一寸先も見えない暗闇の中を、ヘッドライトなしで滑るという恐怖に打ち勝つんだ。
先頭はジュリア(仮名)から。
ジュリア(仮名) 「ひゃっほー!!!」
よしみんなジュリア(仮名)を1人にするな!
後に続けーー!!
俺達は、そう言いながら一斉にローラー滑り台に飛び乗ったんだ。
ドン・チードル 「怖い怖い怖い怖いっっ!!!」
ドン・チードル「ぎゃー!!(転ぶ音) 濡れた! お尻痛い痛い痛い痛い痛い!!!!」
よし、みんなも遅れをとるな!
カール(仮名) 「うぃぃぃ~~~」
ブラッド(仮名) 「ケラケラケラケラケラwww」
ケイシー(仮名) 「オラオラオラーーー!」
エリオット(仮名) 「僕を置いてかないでよ~」
こんな感じで、仲間意識の強いオーシャンズは各自が遅れをとらず、慎重かつ安全に滑っていったんだ。
だけどこのチン(仮名)だけは違った。
若干ビビりながら滑っていたのは分かっていたんだが、この後、顔面からすっ転び、その衝撃でヘッドライトも頭から弾け飛び数メートル下へと落ちてしまったんだ。
しかし下で光っているヘッドライトを発見したジョージ(仮名)が、自分の命もかえりみず拾って来てくれたんだ。
オーシャンズは1人じゃないってことに気づかされた瞬間だったよ。
俺達それぞれがスタンドバイミーだ。
ちなみに俺達が滑っても尻が全く濡れなかったのは、先に滑ったドン(仮名)が自らの尻を犠牲にしてすべての水分を吸収してくれていたからだった。
知らないところでもスタンドバイミーってやつさ。
これで本日の訓練はすべて終了。
後は自由気ままに、俺達はいつまでも話し続けていた。
どんなくだらない話だろうが、会話ひとつひとつに全員が大笑いしていた。
どんな小さな出来事でも全員で話して、全員で聞いた。
この焚き火を囲んだ小さな空間が、俺達にはすべてであり最高の居場所だった。
そんな俺達…
オーシャンズ!!
翌朝。
気温はまさかのマイナス4度を観測。
おしぼりもカチンコチンに凍っていたよ。
そして、、、
(@Д@。。シクシク
ブラッド(仮名)はナロを張って外で寝ているようだ。
ちなみにナロの中はもぬけの空だった(笑)
反抗期にもほどがあるってもんだが、-4℃の中で外で寝るとは大したもんじゃないか。
ただそれ以上にアホって単語が頭から離れないぜ。
そして日が昇る。
オーシャンズの朝にぴったりのビューティフォーな夜明けだ。
ただ空き缶の中で目覚めのコーヒーを淹れているマット(仮名)は、どう見てもそっちの人間にしか見えなかったな(笑)
そして全員で朝食だ。
寒い中ですするサッポロ一番みそラーメンは格別だった。
食後は次回の任務への入念な打ち合わせ。
オーシャンズに失敗という二文字はないからな。
そして昼頃、、、再会を誓いオーシャンズの極秘訓練キャンプは終わりを告げた。
次に俺達オーシャンズが集結し、ミッションを遂行する日は〇月〇〇日 午前〇〇時〇〇分。
場所は同じくオーシャンズパーク(仮名)だ。
噂によると、その日には12番目の男がやってくるらしい。
もちろん今はまだ、そいつがどんな奴でどのくらいの能力を持っている奴なのかは分からない。
ただひとつ言えるのは、そいつも仲間だってことだ。
また楽しみが増えそうだぜ。
それではみんな、その時までごきげんよう。
そしてまた会おう。
俺達!
オーシャンズ!!