オーシャンズキャンプPART3

kamome78

2015年06月25日 12:25




オーシャンズ13という映画をご存じだろうか?

大ヒット作であったオーシャンズ11、オーシャンズ12のさらなる続編であり、ダニー・オーシャンと彼が率いる12人の仲間たちが繰り広げる痛快犯罪アクションシリーズの完結編である。



約半年前、、、某県某所に突如オーシャンズを名乗る11人のキャンパーが現れ、過酷な訓練キャンプを敢行したのを覚えている方も多いだろう。


そして約3か月前も、仲間を1人増やして12人となったオーシャンズが極秘訓練キャンプを行っている姿が目撃されている。

 


それから3ヶ月…








再び彼らは帰ってきた。

キャンプにおけるあらゆる困難を克服するため、13人目となる新たな仲間を引き連れて…




っという訳で、三回目を迎えたオーシャンズキャンプ。

今回も過酷だった訓練模様をダイジェストでお届けします。



※登場する人物設定は、すべて映画オーシャンズ13的要素を加えたフィクションです。

今回もkamomeブログ史上、最高レベルに異様で独特で、アホと紙一重な世界観になっておりますので、こういったノリについてこれる方のみ続きをクリックしてください。


万が一、オーシャンズをまだ知らないという方がいたらまずは↓を読み、このアホな空気を感じ取った上で先へお進みください。

オーシャンズキャンプPART1

オーシャンズキャンプPART2






<オーシャンズメンバー紹介>








1人目 ブラッド・ピッド(仮名)

ジョージの右腕であり、今回の訓練キャンプの直接的な実行役。

相変わらず部下達に自分のイカサマ人生を教えてはいるものの、結果はあまり良くないらしい。

イカサマ人生ではなく、自分のニワカ人生を教えるべきかの答えを出すため、訓練キャンプへの参加を決意。

最近マットに男女関係に関する難しさなどを愚痴っている事から察するに、妻との関係も必ずしも順調とは言えてないようだ。











2人目 マット・デイモン(仮名)

大泥棒。

第一回から常に泥棒扱いをされ続けてきたが、今回の訓練キャンプではかなり重要なポストを担うことになる。

ただし、メンバーや両親からは相変わらず子ども扱いをされており、すぐにふてくされる事で有名。


 








3人目 エリオット・グールド(仮名)

相変わらずキャンプに精を出す資産家で今回の訓練のきっかけを作った人物。

友人たちの再三の注意にも関わらず元AV女優の握手会に行ってしまい、それが元で友人たちから裏切られてしまう。

そのショックから心筋梗塞を起こしてしまい、現在はほぼ寝たきりの状態。










4人目 ドン・チードル(仮名)

オーシャンズ11の頃から何ひとつ成長していない通称『人間火薬庫』。

自身の身体から採取した生物兵器『POYOPOYO』を用いて人々を苦しめている。

最近では寝たきりのエリオットに「地下深くに潜ってキャンプ場に震度1の地震を起こしたい」という意味の分からない手紙を送り、毎日穴を掘っている。





5人目 シャオボー・チン(仮名)

基本的にウソつき。

現在も中国によく行き、持ち前の運動神経を生かしてスタントマンをしている。

相変わらず中国語しか話さないが、仲間には何となく伝わっている様子。

そして今作もザコキャラ。







6人目 カール・ライナー(仮名)

往年の詐欺師。

別の任務であるカジノバンクへ潜入中のため、今回は欠席。





7人目 ケイシー・アフレック(仮名)

前回と変わらず弟スコットとの仲は悪いが、何故かいつも一緒にキャンプをしている。

訓練キャンプ以外にもグルキャンへはよく単身で乗り込んでいるが、自分への待遇が悪いと1人で勝手にストライキを起こしてしまう、








※痛恨の写真撮り忘れの為、前回の使い回し。

8人目 スコット・カーン(仮名)

兄ケイシーとの仲は悪いが、いつも一緒に行動している。

ケイシーが参加中のグルキャンでストライキを起こすと止めに入るが、いつも意気投合して一緒にストライキを起こしてしまう。

今回の訓練には初の子連れで参戦。





9人目 エディ・ジェイミソン(仮名)

テント・ギアの愛好家。

キャンプを始めるまでは、ブックオフでこち亀を立ち読みしていた。

今回はオーシャンズパークへ訓練に向かう途中に体調不良を起こして無念の欠席。











10人目 バーニー・マック(仮名)

極端な指フェチ。

人の手が大好きで、キャンプ場でも人の指と爪のことばかり考えている。

たまに指の事を忘れて仲間と賭け事も楽しんでいるようだがイカサマしかしない。

今回新たなキャンプギアを売り込むため、オーシャンズに参加を決意する。




11人目 アンディ・ガルシア(仮名)

自分はリスクをとらないくせにリターンだけは真っ先に受け取るタイプ。

監視カメラ越しに人を覗くのが大好きで、その情報を逐一奥さんに報告している。

今回、あくまで自分はスポンサーだと言いながらもオーシャンズへの参加を決意する。

 


 

12人目 ジュリア・ロバーツ(仮名)







 

からの…


 











 


12人目 コダカラー清志(仮名)

俺はこうだ 俺はこうだよ 俺はこういう人間だ 俺はこういう人間
これ以上のものもないし これ以下でもない 俺はこういう人間という持論をいまだに持ち続けるどうしようもないキャンパー。

自称「ケンシロウスタイル」を豪語しており、服を着る時はなるべく袖を引き裂いてから着るようにしている。







そしてラスト13人目はもちろん、、、












13人目 ジョージ・クルーニー(仮名)

エリオットに元AV女優握手会の日にちを教えた張本人。

前回の訓練キャンプをキッカケにして奥さんとよりを戻して…




…え?


あ!本人じゃなかった!











13人目 ジョージ・クルーニー(仮名)

エリオットに元AV女優握手会の日にちを教えた張本人。

前回の訓練キャンプをキッカケにして奥さんとよりを戻して幸せな生活を送るも、再び問題が出始めている。

口癖は「俺は熟れすぎたメキシコメロンじゃねぇ!」





以上、合計13名、、、



俺達!







オーシャンズ!



 



 

ここは第二オーシャンズパーク(仮名)。

俺達はキャンプにおけるあらゆる状況を克服するために集まった。

今日は訓練日なんだ。



 



この日だけは妻の機嫌をうかがう必要もなければ、愚痴をこぼされる心配もない。


ここは男だけの世界。

俺達だけのSexy Zone。



さらにこの日はバーニーが貸切ってくれててな、俺達以外は誰もいないんだ。


これで激しい極秘訓練もできるってもんさ。


 


厳しい訓練に耐えるにはまず腹ごしらえ。


腹が減っては戦はできぬって言うからな。

ジョージが惣菜のトンカツを使ってカツ煮を作ってくれたんだ。

玉子がトロットロでな、最高に旨かったよ。



え?作り方?


あぁ、もちろんジョージから作り方を色々聞いたさ。


 


でも正直、俺にはどっちが喋っているのかサッパリ分からなかったけどな(笑)


 

もちろんオーシャンズに料理を並べるテーブルなんてものは存在しない。

できた料理からみんなで回し食いさ。




 



みんなそれぞれが料理を作って腹ごしらえをしていたよ。



 



ただ、その中でも共通することがあったんだ。



 



それは、みんなが自分の為ではなく、仲間の為に料理を作っていたってことだ。

回した料理が自分の元に帰ってきた時、空っぽだって構いやしない。

作るみんなが同じ気持ちだった。


つまり料理は違くても、どれも隠し味は同じだったってことさ。

俺達はそんな犠牲心とも無償の愛とも似ている隠し味をこう呼んでいるんだ。

『オーシャンズ愛』ってね。




そんな俺達!






オーシャンズ!



 

腹ごしらえの後、まずは最初の訓練施設へと足を運んだ。



川だ。

どうだい、訓練らしいだろ?

そう、これからここで激しい訓練が始まるんだ。




 

「いいか!相手に水をかけたい時はこうするんだ!」

まずはコダカラー清志(仮名)から、水のかけ方のレクチャーを受けた。



 

その後、訓練は激しさを増していった。


 


倒されて、、


 


捕まって、、、





 



また倒されて、、、




 



激怒して、、、




 

押し潰す。



ちなみに押し潰されているのは俺さ。

鼻から水を大量に飲みこんじまってな、そりゃ激しい痛みに襲われたよ(笑)

けど、とても良い訓練だった。


ただ…良い事ばかりじゃなかったんだ。


 

 



こいつを見てくれ。

訓練中の写真なんだが、川に浮かぶサンダルをドンが完全に見失っているのが分かるかい?




 



そう、それは紛れもなくドンが履いていたKEENのサンダルだった。

訓練に夢中だったんだろうな、脱げちまったのさ。



もちろんドンは必死の形相で追いかけ続けた。

KEENの高級サンダルだからな、死にもの狂いってやつさ。




…でもダメだった。




 

岩に崩れ落ちるドンに、誰も声をかけてやる事ができなかったよ。

ジョージなんて後ろを振り向くことすらできなかった。




 

なんてひどい姿なんだ…クソ。

仲間のこんな無残な姿を見ることになるなんて夢にも思わなかったよ。


こんな時に俺達にできることはただひとつ、ドンの気を紛らわせることだけだった。

そんな時は彼の出番さ。







チンが全身を使ってムードを明るくしてくれた。

中国語しか話せなくても身体と顔を使い、みんなの暗い気分を明るくしようと必死だった。




そんなチンの優しい想いが通じたんだろうな。

気づいたらドンも一緒に踊っていたよ(笑)


でも俺は知っている。

ドンの気持ちを明るくさせようとしていたのはチンだけじゃなかったんだ。




誰も気づいていなかったが、コダカラー清志も遠くでネッシーになっていたんだ。

あまりにも遠くて誰も見ていなかったが、俺は目頭に熱いものを感じたよ。

 

そして激しかった川での訓練は終了。





 

ドンは戻るなり、アメリカにいる妻にサンダルをなくしたことを電話で謝っていたな。



 

俺達は必死に弁解をするドンの声を聞きながら、無言でメロンを食べ続けた。

いくらオーシャンズだって人の家庭の話には口を出すなってね。








世話好きのジョージも、この時ばかりは静かに見守っていたさ。





そんな俺達!









オーシャンズ!







次の訓練が始までのわずかな時間、俺達は自由に過ごした。

猫好きエリオットは膝が寂しいらしくてな、猫の代わりにジョージを膝の上に乗せて可愛がっていたよ。



 

他のメンバーはBBQをしていた若いグループのヒューマンウォッチングをしたり、、




 



ドンとジョージは昼寝をして過ごした。



そしてこの日、最後の訓練が始まった。

メンバーを2チームに分けて戦闘を繰り返す、オーシャンズ過去最高に過酷な訓練なんだ。



 


俺達はこの厳しい訓練をコードネーム『ドッチボール』と呼んでいる。





 

このドッチボールは過酷を極めた。

みんな全身から汗を噴き出していたよ。

でも俺達は諦めなかった。

オーシャンズに失敗の2文字はないからな。

 


 

やるかやられるか、一瞬の判断ミスが命取りになる真剣勝負だった。

こんなに本気の仲間達を見たのは初めてだったよ。


『ドッチボール』は長時間に渡って行われた。




 



訓練終了後、予想を遥かに上回る激しい訓練に全員が疲労困憊だったよ。

そりゃそうさ、軽く10回戦はしたからな。


 

そんな仲間達に、俺は静かにタンパク質を配った。

みんな顔は疲れていたが、目は死んでなかったよ。

それはこの訓練が、今後キャンプの役に立つことは間違いないと全員が確信していたからな。


成長するためにはどんな苦難だって乗り越えてみせる。




それが俺達!





 





オーシャンズ!








これでこの日の訓練はすべて終了。

あとはみんなでのんびり夕食さ。



 

どうだい?豪勢だろう?

他にもここに紹介しきれないくらいの料理が配られたんだ。

味?

もちろん、どれも最高に美味しかったさ。

 


その夜、俺達はいつまでも語り合った。

こんなに心の底から笑ったのはいつ以来だろう…

抱えている仕事や悩みなんかすべて忘れ、全員がまるで子供のように笑っていた。

焚き火を囲んだこの小さな空間が、俺達があの頃に戻ることのできる唯一の場所だったんだ。



そうそう、この日は夕方にたまたまオーシャンズの友達も来たんだ。

本人のプライバシーに関わるからあえて名前は明かさないが、そいつの能力はオーシャンズをも凌駕する実力を兼ね備えていたとだけ伝えておこう。

また会える日を願ってるよ。








翌朝。


俺は妻との約束があるため、朝食も早々に済ませて早目に切り上げさせてもらったよ。

妻との約束を下手に破ると、どんな過酷な訓練よりも大変な事態になっちまうからな。


帰り際、みんなが手を振ってくれた。


みんなに手を振り返している時、不思議と家族と別れる時にも似た感覚に襲われたよ。

いつもとは違う寂しさが込み上げてきたんだ。


これが、オーシャンズ愛ってやつなんだろうな。



 




俺達が次に任務を遂行するのは〇月〇日〇時〇分、場所は第一オーシャンズパーク(仮名)。

それまでは今回の訓練の成果を生かし、それぞれが個々での任務期間となる。

その間、俺達が守らなければならない約束はひとつだけ、、、


自分がオーシャンズであることは絶対にバレてはいけない。


これだけだ。

任務の時以外は社会の中に身を隠し、平穏な生活をして過ごすんだ。

まぁ、心配しなくても大丈夫だろう。

俺達はそう簡単に足跡を残すほど野暮じゃないからな。


それではまた会おう。




俺達!












オーシャンズ!



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