千代の富士会 ~涙の断ボン式~

kamome78

2016年03月23日 22:59

断髪式(だんぱつしき)とは、大相撲の引退した力士がそのシンボルともいえる大銀杏を切り落とす儀式のことを言う。
※wikiより引用



千代の富士会メンバーであり、一番横綱に近い男と言われてきた大関KZ。

そんな彼のロサンゼルス転勤が決定したので、急遽、千代の富士会が開かれることになった。

これまで千代の富士会ではボンボン帽子を被り、多くのボンボン話で金星を積み重ねてきたKZ。









そんなKZのこれまでの功績を称え、断髪式ならぬ断ボン式がしめやかに行われたのでダイジェストで記録に残します。

※久々のブログUPにも関わらず、今回も泣けてくるほどキャンプの役には立たない内容に終始しておりますので、関係者以外は立ち入らない方が身の為です。



[番付表]
理事長 Yっち
 
大関 KZ
大関 nao
大関 髭茶髪
関脇 ガブ
十両 かっち
幕下 なおたん(不参加)
新弟子kamome78
ちゃんこ番 オニオン鳥

[後援会代表]
ZACKY



過去の千代の富士会はこちら↓

第一回千代の富士会

千代の富士会 平成二十八年 初場所


断ボン式当日、私が土俵入りしたのは正午頃。







すでに数名の力士達が土俵入りしており、その中に本日の主役である大関KZの姿もあった。







その後すぐに私の車に全員が乗り込み、みんなでちゃんこ鍋の買い出し行った。









本日のちゃんこ鍋は2種類。

断ボン式を控えたKZが中心となって食材を選んでいった。








選ばれたスープは素材の旨みを最大限に堪能させてくれる鶏白湯と、我々の身体を芯から温めてくれるキムチチゲ。

鱈、牡蠣、豚バラ肉など、それぞれに合うであろう食材をボリューム満点に買い揃えた。

そしてシメに入れる麺は乾麺がオススメと言う意見から正麺が大量に購入された。








断ボン式は残りの力士達が合流する夜に開催予定なので、それまでの時間は自由に語らい合った。









前場所で新弟子へと降格となり、もう後のない私は懸命にツマミを作った。

そして完成したのは『生サラミ&鶏ササミ&トマト&チーズカナッペ』

カモメ渾身の力作であり、我ながらため息が出るほどのオシャレ感であった。


しかし私とほぼ同じタイミングで、オニオン鳥さんの『アボガドソース&トマト&チーズカナッペ』も完成していた。

…そう、まさかの丸被りである。

そしてすぐに他の力士達による味比べが行われ、満場一致でオニオン鳥さんのカナッペの方が美味しいという結果に至った。












我々は明るいうちから強烈なアルコール度数を誇る台湾酒などを回し飲みした。


そして早くも夕方頃には、トイレに向かう私の両足には千鳥足によく似た症状が出始めていた。










そんな中、サプライズも起こった。

千代の富士会 後援会代表であるZACKYさんがKZの断ポン式に参加する為にサプライズ登場したのだ。









そんなZACKYさんリードのもと、我々は全員でちゃんこの仕込みを行った。

微笑みながら。

そう、みんなこの時間が大好きなのだ。



ちなみに前場所、包丁でニンジンの皮をボコボコに剥いていたnaoさんはピーラーを持ってきていた。

彼は包丁でリベンジをせずに逃げたのである。

そんなnaoさんのピーラーを使用するという逃げ腰な行為が敵前逃亡と判断され、彼はこの瞬間に大関から関脇への降格が決定した。











そしてまず第一弾として完成したのは鶏白湯。

ちなみに鍋はひとつしかないので、これを食べ尽くしたら次のキムチチゲを作ることになる。

なぜなら私が鍋を持ってくるのを忘れたからだ。









心も体も温まる鍋に、我々の酒のペースは一気に上がっていった。












「ぃえい!(ピシッ!)」

「ぃえいぃえい!(ピシッ!ピシッ!)」


イイ感じに酔っぱらってきたKZは、前場所で最優秀ボンボン賞を受賞したかっちさんの邪念を払い始めた。










そして自らの強大な力を周囲に誇示し始めた。










細い木を見事2発目で叩き割るKZ。

その攻撃的な姿は、まさに現代のピッコロ大魔王そのものだった。













そんなどうしようもない時間が果てしなく流れてしまい、気づくと日は暮れていた。

刻一刻と断ボン式が近づいていく。










翌日が雨予報だったので、寝床は安定の車中泊。

もちろんどんな時も文句ひとつ言わずに私の隣にいてくれるスクランプも一緒だ。









スキレットマイスターのかっちさんが、鍋以外の料理も用意してくれた。









そして夜、理事長Yっち、ガブ、髭茶髪さんが合流して全員集合。










そしてついに、、断ボン式の開式。

Tou Tubeから流れるミュージックはもちろん、千代の富士物語の主題歌である松山千春の『燃える涙』











松山千春の歌声が響く中、1人1人順番にKZのボンボンにハサミを入れていった。



「今までお疲れさん」


切り終えると、それぞれがKZの肩に手を乗せ、労いの言葉をかけていった。

周囲からはどこからともなく鼻をすする音も聞こえてきた。













そして全員の断ボンが終わると、彼の頭には新しいボンボン帽が被せられていた。




それは、、
















ボンボン帽子 LAバージョン!


千代の富士会からの贈り物だった。

彼はこの瞬間から新たなスタートをきり、ロサンゼルスではこのボンボン帽LAバージョンで新たなボンボン伝説を築き上げていくのだ。

このLAドジャースのボンボン帽子を被り、本場ドジャースタジアムで大好きなマエケンを応援して欲しい。



そして本人より「俺いなくなるから、もうモザイクしなくていいよ」という申し出があったので、この瞬間からモザイクを外させてもらった。

これより先は、無修正の彼を記録に残しておく。












※写真はエアギターで松山千春を熱唱するKZ


断ボン式を終えた私達は、KZとの最後の夜を心ゆくまで楽しんだ。








※写真はガブさんと下ネタで戯れるKZ

この土俵は男だけの世界。

ありとあらゆるボンボン話が繰り広げられた。








※写真はガブさんのひどすぎるリアクションに爆笑するKZ


音を立てながら火吹竹を使用するガブさん。

今思えば、この時のガブさんは本当にひどかった(笑)










そんな千代の富士会、、KZと最後に食べたちゃんこは鶏白湯のダシも入ったキムチチゲだった。











我々は心ゆくまで語らい、そして最後の夜が終わった。










翌朝、私は用事があって早い帰宅となった。


これがLAへ行く前のKZと最後の時。









分かれ間際にKZからスノーピークのスモーカーを借り受けた。

レンタル期間は5年間。

そしてKZは言った。

「カモちゃんにこれを貸したから、俺が帰ってくる5年後まで縁を切れないからね。だから忘れないでよ。」


涙が出そうだった。












忘れるわけがないし、そもそもそう簡単に忘れられるようなキャラでもない(笑)


千代の富士会は、KZが親方になって帰ってくる日を楽しみに待っているよ♪


行ってらっしゃいKZ!


そして頑張って☆










【涙の断ボン式最終番付表】

Yっち 理事長(不動の地位)
KZ 大関⇒引退(しばらくLAへ親方修行)
nao 大関⇒関脇へ降格(力士としてあるまじき行為を働いた)
髭茶髪 大関⇒大関(現状維持だが遅INにより次場所は角番)
かっち 十両⇒小結(昇進だがボンボンらしさには欠けていた)
ガブ 関脇⇒十両へ降格(出してはいけない音を立てていた)
kamome78 新弟子⇒新弟子(お洒落カナッペは良かったが鍋を忘れた)
オニオン鳥 ちゃんこ番⇒幕下へ昇進(ゲ〇しなかった)

なおたん 幕下⇒ちゃんこ番へ降格(連続休場により)






終。


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