私達は飢えた獣のように心ゆくまでねぶり続けました。
少しの肉カスも食い逃さぬよう、ねぶり骨をくまなくホーミング中の2人。
この自動追尾型ねぶりは、ねぶりの呼吸をマスターしていなければできません。
ただシェイクさんは全集中のし過ぎて若干白目になっています。
そうして生成された大量のねぶり骨を、、、
一切の迷いなく、芸能活動再開後からわずか5日で引退した木下優樹菜ばりのスピードで注ぎ込んでいきます。
こうする事でありふれた豚骨ベースの出汁に魂が宿り、野生味溢れる一杯に仕上がるのです。
仕込みの合間には、シェイクさんが自ら釣り上げたというタコをご馳走になりました。
「市販のタコが食べれなくなるよ」と言うシェイクさんの言葉通りにこのタコ…
マジうまっ!!
触感がスーパーで買うタコとはまるで次元が違いましたね。
そのシェイクダコに合わせるのはロビちゃんが持参した久保田。
もう最強だよね。
そして数時間後。
髭系ねぶりスープはかなり乳化されてきてます。
右側が豚骨ベース、そして左側の鍋は鶏ガラ、モミジなどを使用した鶏ガラベース。
この2つのスープが合わさった時、あの髭系スープが生まれるのです。
そしてスープ同様、家系で絶対に欠かせない鶏油も、鶏皮からじっくりと抽出していましたね。
今回の髭系、、、絶対美味いでしょ。
特別に途中経過の味見させてもらいましたが、、、
うんまっ!←はなわチャンネル風(マニアックw)
いやぁ、本当にビックリするほど美味くてみんなで大絶賛でした。
このままいけば優勝はもうほぼ確でしょう。
でもシェイクさんのスープもここまでは順調のようです。
鰹節や煮干しを中心に、とことん素材に拘った魚介スープ。
和風で上品な香りが漂います。
ロビちゃんは、すでにほぼ完成したようです。
やっぱり油そばのタレって調味料中心だから早いよね。
残った分は今後も継ぎ足して使用する為に持ち帰るようです。
そしてロビちゃんが最後の隠し味に入れてたのはコレ。
油そばにラー油ってどうなんでしょうね。
とにかく期待しましょう!
シェイクさんの魚介スープも終盤戦。
いつも必ず酔いつぶれて寝てしまい、すべてのスープを焦がし続けてきたシェイクさん。
この日もすでに呂律はだいぶ危うい状態ですが、まだ目はパッチリしているようです。
うんうん、大丈夫!まだ焦げてないよ!
完成まであとわずか。
このまま寝ずに頑張って欲しいところです。
その合間、出番待ちのチャーシュー担当ガブさんがツマミを振舞ってくれました。
これは色々な薬味が乗っているシイタケなんですが、、、
うんまっ!←はなわチャンネル風(しつこいw)
ただ、そんな美味しいシイタケを食べながら、ふとシェイクさんを見てみると、、、
…強火で寝てる。
あぁ…あと少しなのにやっぱり今回も寝てしまったようです。
しかも何でよりによって、この人は強火で寝てるのでしょうか(笑)
恐る恐る蓋を開けてみると、魔女の毒鍋のように激しく沸騰していました(笑)
さすがにこのまま放置は危ないので、見かねたロビちゃんが弱火にしました…
そんな事もありながらも全員の一杯が完成した夕暮れ。
いよいよ、、、
実食!
まず一番手は髭茶髪さん。
まぁ、髭系ラーメンに関しては昼に味見した時点でかなり美味しかったので間違いないでしょう。
むしろその後もじっくり煮込んでたので、さらにコクがレベルアップしてるかも知れませんね。
むふふ、期待が膨らみます♪
そしてやっとトッピング担当のkamome&ガブも出番です!
まず私からはもちろん味玉。
品質に拘った赤玉をkamome秘伝のタレで1.5日漬けました。
その名も、『たまご好きしか作れない味玉』。
湯で加減から味付けまで、たまご好きだからこその拘りを詰め込んだ逸品に仕上げています。
そしてガブさんからも、もはや名物のガブチャーシューです。
包丁で切れば切るほど、ほぐれていくという魔訶不思議なガブチャーシュー。
見た目はチャーシューと言うか、ただの豚のほぐし煮のようにも見えますが、そのほぐされた肉の欠片一つ一つには旨味がギュッと凝縮されているのです。
あえてドラゴンボールで例えるなら、完全体のセルからセルジュニアが何体も産み出されましたが、そのどれも強いみたいな感じでしょうか。
ほぐしを極めた男だからこそできる逸品なのです。
さて、そんなトッピングを添えれば髭茶髪さん渾身の一杯、、、
髭系ねぶりラーメンの完成です!
この食べる前の安心感も良いですよね~
だって昼に味見してもう美味しいの知ってるもん。
ほいじゃ、いっただきまーす♪
ズルズルズル…
ん???
…苦げぇぇwww
…ねえ、なんでよ。
髭茶髪さんはもっと煮込めばもっと美味しくなると思い、あれからもずっと煮込み続けていたそうです。
そして焦がすという、欲が出てやり過ぎちゃったパターンですね。
すごく勿体ない結果ですが、まあ、元々髭茶髪さんなんて欲の塊ですから(笑)
ボートレースでも万舟しか狙わない男が、常に上を目指した結果なので悔いはないはずです!
本人はかなりふてくされてましたけどねw
続いてはロビちゃん。
茹でた麺にチョコボール汁をかけるだけなのですぐに完成です。
もう食べる前から美味しくないことを悟っているのか、みんなの麺を少なめにしてくれました(笑)
ロビ系チョコボール油そば(麺少なめ)
味の想像が全くできないすべてが謎に包まれたこの油そば。
果たしてその味は、、、
ズルズルズル、、、
ん???
…全然味がしない。
なんとチョコボール油そばの味は、ほぼ無味でした(笑)
あれだけ醤油とラー油を使ってたのに無味って。
きっと水か何かで薄めたのでしょう。
それか先に食べた髭系ラーメンの苦みで味蕾がやられてしまったかのどちらかです。
もちろん無味なだけに食えなくはないのですが、決して食いたくもないという味ですね(笑)
しかし見ていて楽しい斬新な調理法はロビちゃんならではでした!
今後もラーメン界の異端児として精進していって欲しいですね。
お疲れ様でした!
そして最後はシェイクさんによる魚介系つけ麺。
本人は自信ありげな感じですが、私はこの汁に胸騒ぎしかしません。
ほらね、丁寧に5人分のスープを分けているシェイクさんですが、鍋の底の焦げが丸見えです。
さらにみんな満腹だから麺少なめって言ってるのに、持参した麺4-5玉を全部茹でやがりましたw
そして、、、
『酔軒』店主シェイクさんによる魚介濃厚つけ麺の完成です!
うん、見た目はそれほど悪くはないですね。
さて、果たしてどんな味に出来上がったのでしょうか、、、
ズルズルズル、、、
……。。。
…薄っす。
今回のシェイクさんは地味にまずいという、ブログ的にも最悪な出来栄えに仕上げてきました。
コクというか旨味がないって言うんでしょうかねー。
何て言うかその、効能が何もない薬膳スープを飲まされてる感じです。
そしてロビちゃんが火を止めてくれたお陰で意外と焦げ感はなかったのですが、麺を何回つけ汁に沈めても全く絡んでくれません(笑)
こんなに麺をドスルーするつけ汁は初めてです。
髭茶髪さんも食べてる間、ずっと眉間にシワを寄せたままです。
まぁ、言葉なくとも、言いたいことは察します。
きっと「地味にまずい」って言いたのでしょう。
でもシェイクさんは「いやいや、意外と美味しいでしょう!」と自信ありの姿勢を崩しません。
確かにあれだけの高級素材を使用したお金と長い時間をかけて作ったのですから、まずいと認めたくないその気持ちも分かりますけどねぇ。
そんな時、黙々と食べていたロビちゃんがシェイクさんの顔を見て一言、、、
「かつお節の味しかしない。」
「……。。。」
4-5時間かけた高級スープがカツオ節の味しかしないって言われた人の気持ちは僕には一生分かりません。
この日の一番を確信した髭茶髪さんは勝利の一服に浸ります。
確かにこの勝負は苦いながらもラーメン自体のクオリティの高さを示した髭茶髪に軍配です!